
「マッチ売り」「やぎさん郵便」長期連載シリーズついに完結!
1通の恋文で人生を狂わされた男たち…花城、廣瀬、有原、澤。
絡まり合った運命の糸は解かれ、それぞれのしあわせを見つける4人の未来は…。
花城と澤の出会いを描いた番外編「東京行進曲」と「やぎさん郵便」から数年後の後日談を大量描き下ろしで収録!
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「マッチ売り」「やぎさん郵便」長期連載シリーズついに完結!
1通の恋文で人生を狂わされた男たち…花城、廣瀬、有原、澤。
絡まり合った運命の糸は解かれ、それぞれのしあわせを見つける4人の未来は…。
花城と澤の出会いを描いた番外編「東京行進曲」と「やぎさん郵便」から数年後の後日談を大量描き下ろしで収録!
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やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。
台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
この複雑さがどう帰着するのか、と言う面で「BL設定頼り」で終わらず、相手の人間性に惹きつけられた結果である、と言う描かれ方で、BL挫折継続中の私にとっては非常に幸福な終わり方だった。
肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
肉体を結ぶこと=同性であっても愛の証である、と言う描き方はもう「古い」のだ。
草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
エロを赤裸々にするのではなく、心の体現が肉体の結びつきである、と言う「BLに有りがちな説得力を表現する方法」から解き放たれた作品だと思った。
肉体を開放する時、心は解放されているだろうか。
心は閉ざされているんじゃないだろうか。
肉体が傷ついたら、心が平気な振りをしているだけじゃないだろうか。
そう言う人間の複雑さを殊更執拗にではなく、さらりと粋に描いている。
BLの楽しみ方・描き方も千差万別で、どれが正解・不正解もないだろう。
BLとして提供される限り、それは「BLである」と成立するのであろうが、個人的にはBLとして提供されていたとしても「漫画として読む」に傾いて尚、面白いと思ってしまう、そう言う作品だった。
花城、廣瀬、澤、有原、4人ともがずっと幸せであれ!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
全サだった小冊子も収録されてて大満足。
二つのカップルの話なんだけど微妙に重なり合っててでもドロドロしてる訳じゃなくて良い絡み具合。
どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
ラスト澤じゃないけど彼の笑顔が見れてよかった(//∇//) やっぱり草間さんの昭和のノスタルジックを描いた作品が大好きです。
ラブレターじゃなくて恋文的な話、また読みたいです!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
時代背景や人物の相関関係がとても良い。
独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
さっそく恒例のカバー下チェックしてみました。
すごくいいです!
二人の幸福感が満ちあふれてる感じ。
表情もすてきです。
花城相変わらずエロすぎw
カバーもマッチ売りの表紙の二人と比べると明るく変化してますね。
富尾先生への代替案がこれだったんですね。
でもただのイチャコラ見せただけなんじゃ…w
廣瀬ひとすじになった花城は、過去のあれこれを精算してすっきりさせようと頑張っててかわいかったです。
運命の巡り合わせで、幸せをつかむことができた二人です。
そして、4人もまたあの恋文でややこしく絡まってたけど、だんだんいい形に結び合っていきましたね…
レトロな時代背景が単なる装飾じゃなくて、あの時代だからこその生き方や恋愛にかかわる大切な要素だったのが魅力でした。
思わず話に入り込んでしまう、さすがの描写力。
澤と有原の方もかなりの恋愛的進展があってよかったよ~と思ってたら、また大変なことが!
ハラハラしました。
お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
で、その後の澤が…!
クールな澤の涙がたまりませんでした。
澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
「東京行進曲」は、例の「布団部屋で男にDT奪われた」話です~ww
澤の過去のかわいい一面が出ている良い話でした。
報われない気持ちがちょっぴり切ないです。
花村の赤い襦袢が色っぽくて…
「続・東京行進曲」は4人の後日談。
廣瀬も有原も社会人になって働いてます。
幸せな姿を確認できて嬉しかったです。
サービス満点。
完結
カバー下のオマケ漫画も、毎回小ネタが効いていてクセになる面白さ。
何といっても、今回は描きおろしが28Pも収録されていて大興奮。
さらに全サまで。
シリーズファン必見の内容。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
時代背景や人物の相関関係がとても良い。
独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
完結
カバー下のオマケ漫画も、毎回小ネタが効いていてクセになる面白さ。
何といっても、今回は描きおろしが28Pも収録されていて大興奮。
さらに全サまで。
シリーズファン必見の内容。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
さっそく恒例のカバー下チェックしてみました。
すごくいいです!
二人の幸福感が満ちあふれてる感じ。
表情もすてきです。
花城相変わらずエロすぎw
カバーもマッチ売りの表紙の二人と比べると明るく変化してますね。
富尾先生への代替案がこれだったんですね。
でもただのイチャコラ見せただけなんじゃ…w
廣瀬ひとすじになった花城は、過去のあれこれを精算してすっきりさせようと頑張っててかわいかったです。
運命の巡り合わせで、幸せをつかむことができた二人です。
そして、4人もまたあの恋文でややこしく絡まってたけど、だんだんいい形に結び合っていきましたね…
レトロな時代背景が単なる装飾じゃなくて、あの時代だからこその生き方や恋愛にかかわる大切な要素だったのが魅力でした。
思わず話に入り込んでしまう、さすがの描写力。
澤と有原の方もかなりの恋愛的進展があってよかったよ~と思ってたら、また大変なことが!
ハラハラしました。
お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
で、その後の澤が…!
クールな澤の涙がたまりませんでした。
澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
「東京行進曲」は、例の「布団部屋で男にDT奪われた」話です~ww
澤の過去のかわいい一面が出ている良い話でした。
報われない気持ちがちょっぴり切ないです。
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「続・東京行進曲」は4人の後日談。
廣瀬も有原も社会人になって働いてます。
幸せな姿を確認できて嬉しかったです。
サービス満点。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
全サだった小冊子も収録されてて大満足。
二つのカップルの話なんだけど微妙に重なり合っててでもドロドロしてる訳じゃなくて良い絡み具合。
どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
ラスト澤じゃないけど彼の笑顔が見れてよかった(//∇//) やっぱり草間さんの昭和のノスタルジックを描いた作品が大好きです。
ラブレターじゃなくて恋文的な話、また読みたいです!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。
台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
この複雑さがどう帰着するのか、と言う面で「BL設定頼り」で終わらず、相手の人間性に惹きつけられた結果である、と言う描かれ方で、BL挫折継続中の私にとっては非常に幸福な終わり方だった。
肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
肉体を結ぶこと=同性であっても愛の証である、と言う描き方はもう「古い」のだ。
草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
エロを赤裸々にするのではなく、心の体現が肉体の結びつきである、と言う「BLに有りがちな説得力を表現する方法」から解き放たれた作品だと思った。
肉体を開放する時、心は解放されているだろうか。
心は閉ざされているんじゃないだろうか。
肉体が傷ついたら、心が平気な振りをしているだけじゃないだろうか。
そう言う人間の複雑さを殊更執拗にではなく、さらりと粋に描いている。
BLの楽しみ方・描き方も千差万別で、どれが正解・不正解もないだろう。
BLとして提供される限り、それは「BLである」と成立するのであろうが、個人的にはBLとして提供されていたとしても「漫画として読む」に傾いて尚、面白いと思ってしまう、そう言う作品だった。
花城、廣瀬、澤、有原、4人ともがずっと幸せであれ!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。
台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
この複雑さがどう帰着するのか、と言う面で「BL設定頼り」で終わらず、相手の人間性に惹きつけられた結果である、と言う描かれ方で、BL挫折継続中の私にとっては非常に幸福な終わり方だった。
肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
肉体を結ぶこと=同性であっても愛の証である、と言う描き方はもう「古い」のだ。
草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
エロを赤裸々にするのではなく、心の体現が肉体の結びつきである、と言う「BLに有りがちな説得力を表現する方法」から解き放たれた作品だと思った。
肉体を開放する時、心は解放されているだろうか。
心は閉ざされているんじゃないだろうか。
肉体が傷ついたら、心が平気な振りをしているだけじゃないだろうか。
そう言う人間の複雑さを殊更執拗にではなく、さらりと粋に描いている。
BLの楽しみ方・描き方も千差万別で、どれが正解・不正解もないだろう。
BLとして提供される限り、それは「BLである」と成立するのであろうが、個人的にはBLとして提供されていたとしても「漫画として読む」に傾いて尚、面白いと思ってしまう、そう言う作品だった。
花城、廣瀬、澤、有原、4人ともがずっと幸せであれ!
完結
カバー下のオマケ漫画も、毎回小ネタが効いていてクセになる面白さ。
何といっても、今回は描きおろしが28Pも収録されていて大興奮。
さらに全サまで。
シリーズファン必見の内容。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
時代背景や人物の相関関係がとても良い。
独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
全サだった小冊子も収録されてて大満足。
二つのカップルの話なんだけど微妙に重なり合っててでもドロドロしてる訳じゃなくて良い絡み具合。
どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
ラスト澤じゃないけど彼の笑顔が見れてよかった(//∇//) やっぱり草間さんの昭和のノスタルジックを描いた作品が大好きです。
ラブレターじゃなくて恋文的な話、また読みたいです!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
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すごくいいです!
二人の幸福感が満ちあふれてる感じ。
表情もすてきです。
花城相変わらずエロすぎw
カバーもマッチ売りの表紙の二人と比べると明るく変化してますね。
富尾先生への代替案がこれだったんですね。
でもただのイチャコラ見せただけなんじゃ…w
廣瀬ひとすじになった花城は、過去のあれこれを精算してすっきりさせようと頑張っててかわいかったです。
運命の巡り合わせで、幸せをつかむことができた二人です。
そして、4人もまたあの恋文でややこしく絡まってたけど、だんだんいい形に結び合っていきましたね…
レトロな時代背景が単なる装飾じゃなくて、あの時代だからこその生き方や恋愛にかかわる大切な要素だったのが魅力でした。
思わず話に入り込んでしまう、さすがの描写力。
澤と有原の方もかなりの恋愛的進展があってよかったよ~と思ってたら、また大変なことが!
ハラハラしました。
お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
で、その後の澤が…!
クールな澤の涙がたまりませんでした。
澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
「東京行進曲」は、例の「布団部屋で男にDT奪われた」話です~ww
澤の過去のかわいい一面が出ている良い話でした。
報われない気持ちがちょっぴり切ないです。
花村の赤い襦袢が色っぽくて…
「続・東京行進曲」は4人の後日談。
廣瀬も有原も社会人になって働いてます。
幸せな姿を確認できて嬉しかったです。
サービス満点。
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全サだった小冊子も収録されてて大満足。
二つのカップルの話なんだけど微妙に重なり合っててでもドロドロしてる訳じゃなくて良い絡み具合。
どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
ラスト澤じゃないけど彼の笑顔が見れてよかった(//∇//) やっぱり草間さんの昭和のノスタルジックを描いた作品が大好きです。
ラブレターじゃなくて恋文的な話、また読みたいです!
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独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
完結
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何といっても、今回は描きおろしが28Pも収録されていて大興奮。
さらに全サまで。
シリーズファン必見の内容。
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すごくいいです!
二人の幸福感が満ちあふれてる感じ。
表情もすてきです。
花城相変わらずエロすぎw
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でもただのイチャコラ見せただけなんじゃ…w
廣瀬ひとすじになった花城は、過去のあれこれを精算してすっきりさせようと頑張っててかわいかったです。
運命の巡り合わせで、幸せをつかむことができた二人です。
そして、4人もまたあの恋文でややこしく絡まってたけど、だんだんいい形に結び合っていきましたね…
レトロな時代背景が単なる装飾じゃなくて、あの時代だからこその生き方や恋愛にかかわる大切な要素だったのが魅力でした。
思わず話に入り込んでしまう、さすがの描写力。
澤と有原の方もかなりの恋愛的進展があってよかったよ~と思ってたら、また大変なことが!
ハラハラしました。
お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
で、その後の澤が…!
クールな澤の涙がたまりませんでした。
澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
「東京行進曲」は、例の「布団部屋で男にDT奪われた」話です~ww
澤の過去のかわいい一面が出ている良い話でした。
報われない気持ちがちょっぴり切ないです。
花村の赤い襦袢が色っぽくて…
「続・東京行進曲」は4人の後日談。
廣瀬も有原も社会人になって働いてます。
幸せな姿を確認できて嬉しかったです。
サービス満点。
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作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。
台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
この複雑さがどう帰着するのか、と言う面で「BL設定頼り」で終わらず、相手の人間性に惹きつけられた結果である、と言う描かれ方で、BL挫折継続中の私にとっては非常に幸福な終わり方だった。
肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
肉体を結ぶこと=同性であっても愛の証である、と言う描き方はもう「古い」のだ。
草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
エロを赤裸々にするのではなく、心の体現が肉体の結びつきである、と言う「BLに有りがちな説得力を表現する方法」から解き放たれた作品だと思った。
肉体を開放する時、心は解放されているだろうか。
心は閉ざされているんじゃないだろうか。
肉体が傷ついたら、心が平気な振りをしているだけじゃないだろうか。
そう言う人間の複雑さを殊更執拗にではなく、さらりと粋に描いている。
BLの楽しみ方・描き方も千差万別で、どれが正解・不正解もないだろう。
BLとして提供される限り、それは「BLである」と成立するのであろうが、個人的にはBLとして提供されていたとしても「漫画として読む」に傾いて尚、面白いと思ってしまう、そう言う作品だった。
花城、廣瀬、澤、有原、4人ともがずっと幸せであれ!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
時代背景や人物の相関関係がとても良い。
独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。
台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
この複雑さがどう帰着するのか、と言う面で「BL設定頼り」で終わらず、相手の人間性に惹きつけられた結果である、と言う描かれ方で、BL挫折継続中の私にとっては非常に幸福な終わり方だった。
肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
肉体を結ぶこと=同性であっても愛の証である、と言う描き方はもう「古い」のだ。
草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
エロを赤裸々にするのではなく、心の体現が肉体の結びつきである、と言う「BLに有りがちな説得力を表現する方法」から解き放たれた作品だと思った。
肉体を開放する時、心は解放されているだろうか。
心は閉ざされているんじゃないだろうか。
肉体が傷ついたら、心が平気な振りをしているだけじゃないだろうか。
そう言う人間の複雑さを殊更執拗にではなく、さらりと粋に描いている。
BLの楽しみ方・描き方も千差万別で、どれが正解・不正解もないだろう。
BLとして提供される限り、それは「BLである」と成立するのであろうが、個人的にはBLとして提供されていたとしても「漫画として読む」に傾いて尚、面白いと思ってしまう、そう言う作品だった。
花城、廣瀬、澤、有原、4人ともがずっと幸せであれ!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
全サだった小冊子も収録されてて大満足。
二つのカップルの話なんだけど微妙に重なり合っててでもドロドロしてる訳じゃなくて良い絡み具合。
どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
ラスト澤じゃないけど彼の笑顔が見れてよかった(//∇//) やっぱり草間さんの昭和のノスタルジックを描いた作品が大好きです。
ラブレターじゃなくて恋文的な話、また読みたいです!
完結
カバー下のオマケ漫画も、毎回小ネタが効いていてクセになる面白さ。
何といっても、今回は描きおろしが28Pも収録されていて大興奮。
さらに全サまで。
シリーズファン必見の内容。
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でもただのイチャコラ見せただけなんじゃ…w
廣瀬ひとすじになった花城は、過去のあれこれを精算してすっきりさせようと頑張っててかわいかったです。
運命の巡り合わせで、幸せをつかむことができた二人です。
そして、4人もまたあの恋文でややこしく絡まってたけど、だんだんいい形に結び合っていきましたね…
レトロな時代背景が単なる装飾じゃなくて、あの時代だからこその生き方や恋愛にかかわる大切な要素だったのが魅力でした。
思わず話に入り込んでしまう、さすがの描写力。
澤と有原の方もかなりの恋愛的進展があってよかったよ~と思ってたら、また大変なことが!
ハラハラしました。
お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
で、その後の澤が…!
クールな澤の涙がたまりませんでした。
澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
「東京行進曲」は、例の「布団部屋で男にDT奪われた」話です~ww
澤の過去のかわいい一面が出ている良い話でした。
報われない気持ちがちょっぴり切ないです。
花村の赤い襦袢が色っぽくて…
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廣瀬も有原も社会人になって働いてます。
幸せな姿を確認できて嬉しかったです。
サービス満点。
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独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
完結
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何といっても、今回は描きおろしが28Pも収録されていて大興奮。
さらに全サまで。
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全サだった小冊子も収録されてて大満足。
二つのカップルの話なんだけど微妙に重なり合っててでもドロドロしてる訳じゃなくて良い絡み具合。
どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
ラスト澤じゃないけど彼の笑顔が見れてよかった(//∇//) やっぱり草間さんの昭和のノスタルジックを描いた作品が大好きです。
ラブレターじゃなくて恋文的な話、また読みたいです!
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台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
この複雑さがどう帰着するのか、と言う面で「BL設定頼り」で終わらず、相手の人間性に惹きつけられた結果である、と言う描かれ方で、BL挫折継続中の私にとっては非常に幸福な終わり方だった。
肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
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草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
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肉体が傷ついたら、心が平気な振りをしているだけじゃないだろうか。
そう言う人間の複雑さを殊更執拗にではなく、さらりと粋に描いている。
BLの楽しみ方・描き方も千差万別で、どれが正解・不正解もないだろう。
BLとして提供される限り、それは「BLである」と成立するのであろうが、個人的にはBLとして提供されていたとしても「漫画として読む」に傾いて尚、面白いと思ってしまう、そう言う作品だった。
花城、廣瀬、澤、有原、4人ともがずっと幸せであれ!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
さっそく恒例のカバー下チェックしてみました。
すごくいいです!
二人の幸福感が満ちあふれてる感じ。
表情もすてきです。
花城相変わらずエロすぎw
カバーもマッチ売りの表紙の二人と比べると明るく変化してますね。
富尾先生への代替案がこれだったんですね。
でもただのイチャコラ見せただけなんじゃ…w
廣瀬ひとすじになった花城は、過去のあれこれを精算してすっきりさせようと頑張っててかわいかったです。
運命の巡り合わせで、幸せをつかむことができた二人です。
そして、4人もまたあの恋文でややこしく絡まってたけど、だんだんいい形に結び合っていきましたね…
レトロな時代背景が単なる装飾じゃなくて、あの時代だからこその生き方や恋愛にかかわる大切な要素だったのが魅力でした。
思わず話に入り込んでしまう、さすがの描写力。
澤と有原の方もかなりの恋愛的進展があってよかったよ~と思ってたら、また大変なことが!
ハラハラしました。
お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
で、その後の澤が…!
クールな澤の涙がたまりませんでした。
澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
「東京行進曲」は、例の「布団部屋で男にDT奪われた」話です~ww
澤の過去のかわいい一面が出ている良い話でした。
報われない気持ちがちょっぴり切ないです。
花村の赤い襦袢が色っぽくて…
「続・東京行進曲」は4人の後日談。
廣瀬も有原も社会人になって働いてます。
幸せな姿を確認できて嬉しかったです。
サービス満点。
完結
カバー下のオマケ漫画も、毎回小ネタが効いていてクセになる面白さ。
何といっても、今回は描きおろしが28Pも収録されていて大興奮。
さらに全サまで。
シリーズファン必見の内容。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。
台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
この複雑さがどう帰着するのか、と言う面で「BL設定頼り」で終わらず、相手の人間性に惹きつけられた結果である、と言う描かれ方で、BL挫折継続中の私にとっては非常に幸福な終わり方だった。
肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
肉体を結ぶこと=同性であっても愛の証である、と言う描き方はもう「古い」のだ。
草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
エロを赤裸々にするのではなく、心の体現が肉体の結びつきである、と言う「BLに有りがちな説得力を表現する方法」から解き放たれた作品だと思った。
肉体を開放する時、心は解放されているだろうか。
心は閉ざされているんじゃないだろうか。
肉体が傷ついたら、心が平気な振りをしているだけじゃないだろうか。
そう言う人間の複雑さを殊更執拗にではなく、さらりと粋に描いている。
BLの楽しみ方・描き方も千差万別で、どれが正解・不正解もないだろう。
BLとして提供される限り、それは「BLである」と成立するのであろうが、個人的にはBLとして提供されていたとしても「漫画として読む」に傾いて尚、面白いと思ってしまう、そう言う作品だった。
花城、廣瀬、澤、有原、4人ともがずっと幸せであれ!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
全サだった小冊子も収録されてて大満足。
二つのカップルの話なんだけど微妙に重なり合っててでもドロドロしてる訳じゃなくて良い絡み具合。
どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
ラスト澤じゃないけど彼の笑顔が見れてよかった(//∇//) やっぱり草間さんの昭和のノスタルジックを描いた作品が大好きです。
ラブレターじゃなくて恋文的な話、また読みたいです!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
さっそく恒例のカバー下チェックしてみました。
すごくいいです!
二人の幸福感が満ちあふれてる感じ。
表情もすてきです。
花城相変わらずエロすぎw
カバーもマッチ売りの表紙の二人と比べると明るく変化してますね。
富尾先生への代替案がこれだったんですね。
でもただのイチャコラ見せただけなんじゃ…w
廣瀬ひとすじになった花城は、過去のあれこれを精算してすっきりさせようと頑張っててかわいかったです。
運命の巡り合わせで、幸せをつかむことができた二人です。
そして、4人もまたあの恋文でややこしく絡まってたけど、だんだんいい形に結び合っていきましたね…
レトロな時代背景が単なる装飾じゃなくて、あの時代だからこその生き方や恋愛にかかわる大切な要素だったのが魅力でした。
思わず話に入り込んでしまう、さすがの描写力。
澤と有原の方もかなりの恋愛的進展があってよかったよ~と思ってたら、また大変なことが!
ハラハラしました。
お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
で、その後の澤が…!
クールな澤の涙がたまりませんでした。
澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
「東京行進曲」は、例の「布団部屋で男にDT奪われた」話です~ww
澤の過去のかわいい一面が出ている良い話でした。
報われない気持ちがちょっぴり切ないです。
花村の赤い襦袢が色っぽくて…
「続・東京行進曲」は4人の後日談。
廣瀬も有原も社会人になって働いてます。
幸せな姿を確認できて嬉しかったです。
サービス満点。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
時代背景や人物の相関関係がとても良い。
独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
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すごくいいです!
二人の幸福感が満ちあふれてる感じ。
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花城相変わらずエロすぎw
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澤と有原の方もかなりの恋愛的進展があってよかったよ~と思ってたら、また大変なことが!
ハラハラしました。
お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
で、その後の澤が…!
クールな澤の涙がたまりませんでした。
澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
「東京行進曲」は、例の「布団部屋で男にDT奪われた」話です~ww
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報われない気持ちがちょっぴり切ないです。
花村の赤い襦袢が色っぽくて…
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何といっても、今回は描きおろしが28Pも収録されていて大興奮。
さらに全サまで。
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作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。
台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
この複雑さがどう帰着するのか、と言う面で「BL設定頼り」で終わらず、相手の人間性に惹きつけられた結果である、と言う描かれ方で、BL挫折継続中の私にとっては非常に幸福な終わり方だった。
肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
肉体を結ぶこと=同性であっても愛の証である、と言う描き方はもう「古い」のだ。
草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
エロを赤裸々にするのではなく、心の体現が肉体の結びつきである、と言う「BLに有りがちな説得力を表現する方法」から解き放たれた作品だと思った。
肉体を開放する時、心は解放されているだろうか。
心は閉ざされているんじゃないだろうか。
肉体が傷ついたら、心が平気な振りをしているだけじゃないだろうか。
そう言う人間の複雑さを殊更執拗にではなく、さらりと粋に描いている。
BLの楽しみ方・描き方も千差万別で、どれが正解・不正解もないだろう。
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花城、廣瀬、澤、有原、4人ともがずっと幸せであれ!
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独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
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どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
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作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。
台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
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肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
肉体を結ぶこと=同性であっても愛の証である、と言う描き方はもう「古い」のだ。
草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
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肉体を開放する時、心は解放されているだろうか。
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肉体が傷ついたら、心が平気な振りをしているだけじゃないだろうか。
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やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
時代背景や人物の相関関係がとても良い。
独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
完結
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何といっても、今回は描きおろしが28Pも収録されていて大興奮。
さらに全サまで。
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お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
で、その後の澤が…!
クールな澤の涙がたまりませんでした。
澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
「東京行進曲」は、例の「布団部屋で男にDT奪われた」話です~ww
澤の過去のかわいい一面が出ている良い話でした。
報われない気持ちがちょっぴり切ないです。
花村の赤い襦袢が色っぽくて…
「続・東京行進曲」は4人の後日談。
廣瀬も有原も社会人になって働いてます。
幸せな姿を確認できて嬉しかったです。
サービス満点。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
全サだった小冊子も収録されてて大満足。
二つのカップルの話なんだけど微妙に重なり合っててでもドロドロしてる訳じゃなくて良い絡み具合。
どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
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全サだった小冊子も収録されてて大満足。
二つのカップルの話なんだけど微妙に重なり合っててでもドロドロしてる訳じゃなくて良い絡み具合。
どのキャラも魅力的。
最初はツンデレな花城さんラブだったんだけど、そのうち歪んでるようで実は一途な澤になり、今や有原の薄幸具合がたまりません。
ラスト澤じゃないけど彼の笑顔が見れてよかった(//∇//) やっぱり草間さんの昭和のノスタルジックを描いた作品が大好きです。
ラブレターじゃなくて恋文的な話、また読みたいです!
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
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廣瀬ひとすじになった花城は、過去のあれこれを精算してすっきりさせようと頑張っててかわいかったです。
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思わず話に入り込んでしまう、さすがの描写力。
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ハラハラしました。
お互いに相手のことをすごく大切に考えている事が再確認できたには違いないですよね。
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澤は実はとても優しくて愛情深い男だと改めて感じてしまいました。
健気で薄幸そうな有原も、これからは澤に愛されて幸せになって欲しいです。
全サの廣瀬と有原の出会い編「かごめかごめ」と、澤と花村の切ない過去編「ゆりかごのうた」が収録されていて嬉しかったです。
カラーだともっと嬉しかったかも…
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廣瀬も有原も社会人になって働いてます。
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サービス満点。
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時代背景や人物の相関関係がとても良い。
独特な画風もあってイメージがとても拡がる作品でした。
やぎさん郵便 3 (シトロンコミックス)
作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。
台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。
『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境遇で、廣瀬だけが恵まれた環境ですくすく育った世間知らず、傷つけられた過去を持っていないイノセンスを秘めている。
そして、澤は花城に、有原は廣瀬に、と言う具合に、最初の恋心は互いのカップルと交差している。
この複雑さがどう帰着するのか、と言う面で「BL設定頼り」で終わらず、相手の人間性に惹きつけられた結果である、と言う描かれ方で、BL挫折継続中の私にとっては非常に幸福な終わり方だった。
肉欲をその人の「事象」の一つと捉え、許容する事が相手の人間性をそのまま受け止める事である、と言う描き方に特化して描かれた作品だと思う。
肉体を結ぶこと=同性であっても愛の証である、と言う描き方はもう「古い」のだ。
草間さかえは決して新しい作家ではないし、恐らくマインドは私たちと同じ様にJUNE世代の系譜を根底に秘めている作者の一人。
エロを赤裸々にするのではなく、心の体現が肉体の結びつきである、と言う「BLに有りがちな説得力を表現する方法」から解き放たれた作品だと思った。
肉体を開放する時、心は解放されているだろうか。
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花城、廣瀬、澤、有原、4人ともがずっと幸せであれ!
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花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。
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