にいちゃん

幼い頃、近所のにいちゃんに手を出され、現場を母親に見られてしまったゆい。
それを境に、いつも遊び相手になってくれていたにいちゃんは姿を消し、親からは過保護なまでの監視を受けるようになってしまった。
あれから時が経ち、にいちゃんを忘れられないゆいは、ある日もあてもなく街を徘徊し、そして、ついに再会の日がくる――。
しかし、久しぶりに会ったにいちゃんは、昔のような優しいにいちゃんではなくなっていて……。
ふつうってなに まともってなに これはいけないこと…?BL界の鬼才・はらだが描く衝撃の禁断愛、ついに解禁――。

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コメント

  1. user より:
    にいちゃん (Canna Comics)

    メリバがすごくわかりやすい作品!
    メリバってなにって方はぜひ最後まで読んでほしいです!
    皆何かしら抱えながらも生きてるんだなと思うと、恋愛面での「一般人」の「常識」は何だろうって考えさせられました。
    あと絵が好き!
  2. user より:
    にいちゃん (Canna Comics)

    始終「えぇ~~~!
    」「怖ぇぇぇ…!
    」とか叫びながら一気に読んでしまった。

    ブッ飛んだ展開に心が振り乱される…
    つまり、面白かったです!

    世間に迎合できない狂って歪んだ人達の苦しみが伝わるんだけど、でも見ていて嘲えるし反吐が出るよ。

    はらだ先生、すごい達観した視点からこれを描いてるんだろうな。

    舞子さんがナイスすぎる調停者だった。

  3. user より:
    にいちゃん (Canna Comics)

    にいちゃんが、ゆいに許されて、理解されたのに、最後まで「好き」って言ってくれなかったのが悲しい。

    でも、にいちゃんの立場では、誰かに好意を抱くなんてこと自体、無理なのかもしれない。

    せめて、傷つけてごめん、と言って欲しかった。

    自分が傷付き過ぎているから、ゆいの心に応えることが出来ないんだろうか。

    関係が再開した頃から、このひとは俺の事を好きではない、って、わかっていたゆい。

    酷いことをしているのに優しく手を握ってみたり、恨みごとを言いながら、怖い思いをさせながら、ゆいの背中に顔を擦り付けて甘えてみたり、すべての行動に支配欲を感じさせるとことん自分勝手なにいちゃん。

    にいちゃんに憧れて、優しくして欲しかったゆいが、思い切り愛される、ということも無いまま、にいちゃんを全て受け入れ大人びてしまって、逆に愛情を与える側になっている。

    事の発端となった人が、景よりもゆいよりも、ふたりの家族よりも誰よりも平穏な日々を過ごしているなんて、そして、景にもゆいにも恨まれてもいないなんて、悔しくて苦しい。

    せめて舞子に対してだけでも、償いの気持ちを持っていて欲しい。

    ゆいと景には、身体の結びつきだけでなく、ささやかでいいので、一緒に食事を用意して食べる、みたいなシーンを見せて欲しかった。

  4. Gooooさん より:
    さすがはらだ先生

    鬼才はらだ先生の問題作だとは知っていて、個人的にショタものは地雷なので避けていましたが、やはり評価が高いこともあり、ついに読みました。

    なるほど、やはり単なるショタものじゃないし、さすがはらだ先生という感じ。

    BLという枠におさまらない作品ってほんとあるな。
    倫理的にずっしり重いのに、愛について考えさせられる。

  5. user より:
    にいちゃん (Canna Comics)

    ショタ、歪んだ愛が好きな人にはたまらない一冊。

    何度も読み直した大好きな作品です。